ビラーゴ250エンジンオイル・オイルフィルター交換

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バイク整備の初歩といえばエンジンオイル交換を考える人は多いのではないでしょうか?

実際、エンジンオイル交換は必要な工具や作業の難易度も比較的低く初心者にもしやすい作業です。

ただエンジンオイルの選び方やエンジンオイル交換をするタイミングには気を付けましょう。

エンジンオイル交換のポイント
  • メーカー指定のオイル粘度を選ぶ(ビラーゴ250の場合10W-40)
  • オイル交換の頻度は3000~5000kmもしくは半年に一度

オイル粘度とは簡単に言うと寒冷時や高温時にエンジンオイルがどれくらい粘るのかを表す数値です。

バイクを使用する環境によっては多少の粘度変更をする必要があるかもしれませんが、多くの方の場合純正の粘度を選んでおけば問題ありません。

エンジンオイルは3000km程度もしくは半年を目安に交換しましょう。

エンジンオイルはバイクに乗っていなくても劣化していきます。

なぜなら空気中の水分がエンジンオイルに混ざりオイルを変質させてしまうためです。

「エンジンオイルは定期的な交換が大切」と覚えておきましょう。

エンジンオイルの役割について知っておくとより良いオイルの選び方ができるかもしれません。

エンジンオイルの役割
  • エンジンの熱をオイルの中に取り込むことでエンジンの温度が上がりすぎるのを防ぐ。(冷却効果)
  • エンジン内部の金属面に油膜を作り摩耗を防ぐ。(潤滑作用)
  • エンジンオイルが循環してゴミや金属粉などの汚れを取り込むことでエンジン内部を綺麗にする。(洗浄作用)
  • 部品と部品の間にエンジンオイルが入り込みエンジン内の圧縮をしたり、燃焼ガスを逃がさないようにする。(密封作用)
  • エンジン内部の金属部品を油膜で覆い錆を防ぐ。(防錆作用)

エンジンオイルには5つも役割があります。

どの役割も重要で交換を怠るとバイクのパフォーマンスが低下したり、愛車の寿命を縮めてしまう可能性も。

さらにバイクは自動車用エンジンに比べると1.5~2倍の速度で回転するのでその分油膜が切れやすいです。そのため、バイク用オイルはより高い性能が求められます。

繰り返しになりますが、「エンジンオイルは定期的な交換が大切」と覚えておきましょう。

この記事ではビラーゴ250のオイルフィルター・エンジンオイル交換の仕方やおすすめのオイルについて知ることが出来ます。

ビラーゴ250おすすめのエンジンオイル

エンジンオイルを選ぶ際は粘度とオイルの種類を基準にすると良いでしょう。

粘度は通常の使い方ならば純正の粘度(ビラーゴ250は10W-40)がおすすめです。

オイルの種類は鉱物油・部分合成油・化学合成油があります。

街乗りメインなのかロングツーリングに行くのかバイクの使用目的に応じて種類を選ぶのがおすすめ。

ビラーゴ250のエンジンオイルの選び方を説明します。

エンジンオイルの選び方

エンジンオイルの選び方のポイントは粘度とオイルの種類です。

粘度

「10W-40」と表記されているものがエンジンオイルの粘度になります。

左側の10が低温粘度(10の後ろのWはwinterの頭文字になります)で右側の40が高温粘度を表しています。

低温粘度はオイルが冷えているときにどれだけの粘度を維持してくれるのかが分かる指標。

高温粘度の数字が高いとエンジンが高温時でも油膜が切れにくくなります。

数値が低ければ良いもしくは高ければ良いというものでもなくバイクの使用目的に合った粘度を選ぶことが大切です。

基本的にはメーカー純正の粘度を選ぶようにしましょう。

エンジンオイルの種類

オイルの種類は鉱物油・部分合成油・化学合成油があります。

バイクの使用目的に合わせて種類を選びましょう。

鉱物油の特徴
  • コストパフォーマンスに優れるため最も普及しているオイル
  • 性能面では化学合成、部分合成油に劣る
  • 通勤・通学用メインの方に選ばれやすい
部分合成油の特徴
  • 化学合成油と鉱物油2つのメリットを合わせたオイル
  • 鉱物油のデメリットである揮発性の高さや冬の始動性を化学合成油で補っている
  • ツーリングを楽しむ方に選ばれやすい
化学合成油の特徴
  • 高性能だが値段は高め
  • 耐熱性や寒い時期のエンジン始動性が良い
  • サーキット・高速走行に最適

ビラーゴ250では化学合成油が必要になってくる場面はかなり限られてくるでしょう。

多くの方は部分合成油もくしは鉱物油を選んでおけば失敗がありません。

街乗りが多い方は鉱物油、ツーリングに行くのであれば部分合成油をおすすめします。

ビラーゴ250エンジンオイルおすすめ5選

バイクエンジンオイルの使用期限は1~2年になります。

使い切れる量のエンジンオイルを購入しましょう。

一度開封してしまったエンジンオイルは劣化していきます。

エンジンオイル交換をして余った場合は高温多湿を避けて保管すると良い状態を保てるでしょう。

ワイズギア ヤマルーブ スタンダードプラス 1L 1,540円(税込)

  • サイズ 1L
  • 粘度 10W-40
  • 種類 鉱物油

ヤマルーブ スタンダードプラスは経済的にも優れたコストパフォーマンスオイルです。

街乗りメインの方におすすめ。

ワイズギア ヤマルーブ スポーツ 1L 2,090円(税込)

  • サイズ 1L
  • 粘度 10W-40
  • 種類 部分合成油

ストリートからロングツーリングまであらゆる走行シーンで安定した性能を発揮してくれるのがヤマルーブ スポーツ。

ツーリングメインの方はこれに決まりでしょう。

MOTUL 5100 4T 2,255円~(税込)

  • サイズ 1L
  • 粘度 10W-40
  • 種類 部分合成油

MOTUL 5100 4Tは高性能スポーツバイクから一般バイク・高性能スクーター向けのエンジンオイルになります。

ヤマハ以外のエンジンオイルを使ってみたい方には良いのではないかと。

カストロール POWER1 925円~(税込)

  • サイズ 1L
  • 粘度 10W-40
  • 種類 部分合成油

カストロール POWER1はなんといっても値段が安いです。

しかも部分合成油なので普段の街乗りから高速走行まで幅広い用途に使用できますよ。

オイル代を安く済ませたい方におすすめ。

ワイズギア ヤマルーブ プレミアムシンセティック 1L 2,750円(税込)

  • サイズ 1L
  • 粘度 10W-40
  • 種類 化学合成油

ヤマルーブ プレミアムシンセティックならハードな状況に強く低温から高温まで安定感のある性能を発揮してくれます。

少々値段は張りますがその分高性能でロングツーリングでも安心感があるでしょう。

エンジンオイルの性能を重視する方に使って頂きたいですね。

ビラーゴ250のオイルフィルター・エンジンオイルの交換方法

必要なもの

  • エンジンオイル 2L
  • オイルフィルター
  • ドレンワッシャー
  • 廃油処理箱

使用する工具

19mmスパナ・プラスドライバー

所要時間

  • 1H

手順

ドレンボルトの位置
エンジンオイル点検窓の位置
オイルフィラーキャップの位置
オイルフィルターカバーの位置
1.ドレンボルトの下に廃油処理箱を置く
2.ドレンボルトを19mmスパナで緩める
3.ドレンボルトを抜いてエンジンオイルを排出する
4.オイルフィルターカバーのネジ3本をプラスドライバーで外す(カバーを外すとオイルが出てくるので下にウエスを敷いておくと良い)
5.古いオイルフィルターを オイルフィルターカバーから外す
6. オイルフィルターカバーに新しいオイルフィルターを取り付ける
7.オイルフィルターカバーを取り付ける
8.ドレンワッシャーを新品に交換してドレンボルトを締める
9.オイル注入口に漏斗を挿しエンジンオイルを入れる(エンジンオイルのみ→1.4Lオイルフィルター同時交換→1.6L)
10.エンジンオイル点検窓で適正な量が入っているか確認(上下の線の内側に入っていれば良い)
11.オイルフィラーキャップを締めドレンボルトからエンジンオイルが漏れていない事を確認

まとめ

この記事ではビラーゴ250のオイルフィルター・エンジンオイル交換方法とおすすめのエンジンオイルについてまとめました。

この記事のポイント
  • エンジンオイルはメーカー指定のオイル粘度を選ぶと良い(ビラーゴ250の場合10W-40)
  • エンジンオイルの種類は鉱物油もしくは部分合成油がおすすめ
  • オイル交換の頻度は3000~5000kmもしくは半年に一度
  • エンジンオイルは定期的な交換が大切

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは素敵なバイクライフをお楽しみください。

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