みなさんバイクのバッテリーを選ぶとき何を基準に決めていますか?
バッテリーの型番を調べてもメーカーによって違ったり種類が多すぎて選ぶの難しいですよね。
しかしバッテリーを選ぶときのポイントさえ覚えてしまえば今までよりも楽に選ぶことができますよ。
選び方のコツは「バッテリーの大きさと電圧(12V)を確認する」です。
またバッテリーの型番を知っておくとバッテリーを選びやすくなるでしょう。
この記事ではビラーゴ250のバッテリーの選び方とおすすめのバッテリーについて知ることが出来ます。
もしバッテリーが上がっているだけの場合は復活する可能性があります。
まだ試していない方は下記の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?
ビラーゴ250の純正のバッテリーとは?【型番】
ビラーゴ250の純正バッテリーは
GS YUASA YB10L-A
になります。
GS YUASA YB10L-A(純正バッテリー)のスペック
長さ | 幅 | 高さ | 重量(液別質量) |
136mm | 91mm | 146mm | 3.0kg |
純正バッテリーはYUASAの開放型のバッテリーです。
YUASAは国産バッテリーなので値段は少し高め。
開放型のバッテリーなので定期的なメンテナンスは必要になります。
しかし純正のバッテリーなので絶対に間違いはありません。
バッテリー選びで絶対に失敗したくない人は
純正バッテリーを選びましょう。
バイクのバッテリーは色々なメーカーから発売されています。
純正と同等のスペックで安く売られているバッテリーも多くあります。
「安いバッテリーを使ってみたい」
「もっとメンテナンスする必要がないバッテリーが良い」
という気持ちがあるなら適合・互換性のあるバッテリーに換えてみてはいかがでしょうか?
次ではビラーゴ250に適合・互換性があるバッテリーの見分け方について紹介していきます。
バッテリーの交換方法についてはこちら↓
ビラーゴ250に適合・互換性があるバッテリーの見分け方
- バッテリーの大きさを見る
- バイク用のバッテリーを選ぶ(電圧12V)
ビラーゴ250のバッテリーを選ぶ際はこの2つだけは絶対に押さえておきましょう。
バッテリーを選ぶ際はまずバイク用のバッテリーかどうかを確認します。
似たようなバッテリーといえば自動車用のバッテリーがあります。
車のバッテリーもほとんどが電圧が12Vなのでバイクと同じ電圧になります。
しかし自動車用のバッテリーはバイクのように転倒をする事を考えられて作られていません。
バイクは転倒することもありますからそれらも考えられて作られたバイク用のバッテリーを選びましょう。
バイク用のバッテリーには電圧が6Vのバッテリーもありますので電圧も確認しておきましょう。
次にバッテリーのサイズが純正バッテリーのサイズと合っているかを確認しましょう。
もし選んだバッテリーが純正よりも大きかったらバイクに入れることが出来ません。
必ずバッテリーの寸法を見て純正と同等か小さめのバッテリーを選ぶようにしましょう。
純正バッテリーの寸法↓
長さ | 幅 | 高さ | 重量(液別質量) | |
スペック | 136mm | 91mm | 146mm | 3.0kg |
ビラーゴ250に使えるバッテリーかどうかを調べるためにはバッテリーの型番の意味について知る必要があります。
しかし各社バッテリーの型番の意味は違います。
全てのメーカーの型番の意味を覚える必要はありません。
なぜならどこかのメーカーの意味を知っていれば
他のメーカーでも参考になるからです。
大手メーカーの型番の読み方さえ分かれば他のメーカーの型番の意味も大体分かりますよ。
今回はバッテリー選びの参考にGS YUASAの型番の読み方を紹介します。
GS YUASAの型番の読み方
YB10L-A
型番 | YB | 10 | L | A |
意味 | オートバイ用 高性能バッテリー | バッテリーの大きさ | バッテリーの極性 | 端子形状及び ガス排気孔の位置 |
YB
YBとはオートバイ用高性能バッテリーを意味します。
オートバイ用以外のバッテリーを使ってしまうと電圧が12Vでなかったりしてバイクを痛めてしまいます。
必ずバイク用のバッテリーを使いましょう。
10
YBに続く10とはバッテリーの大きさを表しています。
同じYUASAのバッテリーを選ぶ時は純正以外でも10を選んでおけば「サイズが違ってバッテリーが入らない」という事は起こりません。
L
10の後のLはバッテリーの極性を意味しています。
端子を奥に向けて見たときに“+端子が左側→L+端子が右側→R”になります。

+端子が左側なのでLになります (YB10L-A2)
A
最後のAは端子形状及びガス排気孔の位置を表します。
端子の形状が違うとバイクに上手く取付出来ないこともありますので購入するときは確認しておきましょう。
ビラーゴ250にどんなバッテリーを選ぶと良い?
ビラーゴ250のバッテリーを選ぶ際は
- バイク用のバッテリー(電圧12V)
- バッテリーのサイズと同じもしくは小さい
(長さ136mm幅91mm高さ146mm)
この2つの条件を満たしている必要があります。
実際にバッテリーを選ぶと意外と種類が多く迷ってしまうかもしれません。
バイクのバッテリーの種類について知っておくとバッテリーを選びやすくなります。
それぞれの特徴を理解し自分の使い方に合ったバッテリーを選びましょう。
次はバイク用のバッテリーの種類とおすすめのバッテリーについて紹介していきます。
バイク用のバッテリーの種類とおすすめのバッテリー
バイク用のバッテリーの種類には大きく分けて3種類あります。
開放型・MF型・リチウム型
の3種類です。
それぞれの特徴やどんな人に向いているかを説明します。
開放型
バッテリーの蓋が開放できるタイプのバッテリーを開放型と呼びます。
開放型のバッテリーではバッテリー液が減少する為、定期的な液面の確認や精製水の補充が必要になってきます。
なおバッテリー液が減少したままでの使用はバッテリーの寿命に影響を与えるので注意しましょう。
開放型バッテリーに向いている人 |
・自分でバイクのメンテをするのが好きな人 ・メンテに関しての知識・経験がある人 |
他のバッテリーと比べるとメンテナンスの手間がかかってしまうので自分でメンテナンスをするのが嫌じゃない人に向いているでしょう。
またバイクのバッテリー液は希硫酸が使われているのですが希硫酸というのは劇物で取り扱いに注意が必要です。
ある程度のメンテの知識や経験がある方が安全に使用することができます。
MF型
開放型と違いメンテナンスをする必要がないバッテリーがMF型(メンテナンスフリー)になります。
特徴としてはバッテリー液が密封されているので減少することがほとんどありません。
なので定期的なメンテナンスをする必要がありません。(バッテリーを上げない為にも電圧のチェックはしましょう。)
しかしバッテリー液が密封されている為、充電に注意しないとバッテリーが膨らんだり最悪の場合は破裂します。
MF型にはデメリットもありますが日常で使っている分には意識することはありません。
むしろMF型はメンテナンスが必要ない分使い勝手が良いでしょう。(現在、バイク用のバッテリーの主流でもあります。)
MF型バッテリーに向いている人 |
・バイクのメンテにあまり自信のない人 ・コスパに優れたバッテリーを探している人 ・めんどくさがりの人 |
MF型バッテリーは購入してバイクに取りつければその後はほぼメンテナンスする事はありません。
バイクのメンテナンスに自信のない方やめんどくさがりの人に向いているでしょう。
バイク用のバッテリーの主流でもあるMF型は色々なメーカーから発売されています。
なので商品のラインナップも充実していて価格の安いバッテリーも多いのが特徴。
コストパフォーマンスに優れたバッテリーが欲しいと考えている人にもおすすめできます。
リチウム型
開放型やMF型とは根本的に使用する素材が違うのがリチウム型になります。
リチウム型を選ぶメリットとしては一番に軽いという事がいえます。
ビラーゴ250のバッテリーで考えるとMF型のバッテリーなら4.1kgあるのですが、なんとリチウム型のバッテリーなら0.66kgしかありません。
またリチウム型は従来のバッテリーに比べて小型化することもできます。
開放型やMF型のバッテリーと比べると違いが分かりやすいでしょう。
あと充電しなくても長寿命な事やメンテナンスが少ない事もメリットとして挙げられます。
その反面値段が高いというデメリットがあります。これは素材にレアメタルと呼ばれる良い素材が使われているから。
またリチウム型は過充電や温度変化に弱いという性質があります。
(PSPのリチウムイオン電池が膨らんだ投稿が少し前に話題になりましたよね。それと同じ原理です。)
リチウム型バッテリーに向いている人 |
・バイクに乗る機会が少ない人 ・バイクを軽くしたい人 ・バッテリーを小さくしたい人 |
リチウム型の一番の特徴は軽さですのでバイクを軽くしたい人が向いています。
MF型からリチウム型にバッテリーを変えるだけでかなりの軽量化になるでしょう。
また充電しなくても長寿命という特徴もあります。
バイクに乗る機会が少ない人が選べばバッテリー上がりをしてしまう可能性が低くなるでしょう。
リチウム型はバッテリーのサイズも小さくすることが出来るので見た目を変えるカスタムをしたい人にもおすすめできますよ。
バイク用のバッテリーではまだまだマイナーなリチウム型なのでバッテリーを選ぶ際には自分のバイクに使えるのか良く確認しましょう。
次はそれぞれの種類のおすすめのバッテリーを紹介していきます。
開放型のおすすめバッテリー YB10L-A2(台湾YUASA)
YB10L-A2(台湾YUASA)
スペック | 長さ | 幅 | 高さ | 重量(液別質量) |
寸法 | 136mm | 91mm | 146mm | 2.8kg |
GS YUASAは日本の会社ですがその子会社でもある台湾のYUASAが作っているバッテリーになります。
開放型のバッテリーなのでバッテリーの液入れ等の手間がかかりバッテリーを横にすることはできませんが、値段が安くサイズもビラーゴ250にぴったりです。
純正との違いは端子形状が少し違いがありますが純正と同じように使うことができます。
純正バッテリーのYUASAと同じYUASAが作っているというだけで安心感がありますよね。
実際ブログの筆者もYB10L-A2を使っていますがトラブルもなく使えていますよ。
1年間でバッテリーの寿命が来てしまいました。
バッテリーによってアタリハズレがあるかもしれません。
レビュー記事を書いたので参考にしてください。↓
MF型のおすすめバッテリー ATB10L-A2-SMF(AZバッテリー)
ATB10L-A2-SMF(AZバッテリー)
スペック | 長さ | 幅 | 高さ | 重量 |
寸法 | 136mm | 92mm | 147mm | 4.1kg |
ATB10L-A2-SMFはMF型のバッテリーになるので簡単にバッテリー交換することができます。
定期的にメンテナンスをする必要もありませんが、長期間乗らない時はバッテリー上がりをしないために充電をしましょう。
AZバッテリーの商品は溶接にこだわりがあります。
高度なTTP溶接「キャストオンストラップシステム」と呼ばれるものを採用し溶接のむらが少なく強度が増すため振動に強いようです。
リチウム型のおすすめバッテリーLFX14L2-BS12(SHORAI Battery)
LFX14L2-BS12(SHORAI Battery)
スペック | 長さ | 幅 | 高さ | 重量 |
寸法 | 113mm | 58mm | 89mm | 0.66kg |
リチウム型のバッテリーのLFX14L2-BS12は他のバッテリーに比べ圧倒的に軽いのが特徴です。
冬の間バイクに乗らない時などにバッテリーを付け外したりするのが楽でしょう。
ビラーゴ250に付ける際にはサイズが小さいのでそのままだとガタついてしまいます。
そんな時は空いたスペースに車載工具等を入れたりしてガタつかないようにするのがおすすめですよ。
価格が高いのがネックですがLFX14L2-BS12は飛行機で有名なボーイング社のバッテリーにも使われている技術LifePO4テクノロジーを採用しており高い安全性を確保しています。
まとめ
この記事ではビラーゴ250に適合・互換性があるバッテリーの見分け方・純正バッテリーの型番とおすすめのバッテリーを紹介しました。
- ビラーゴ250の純正バッテリーはYB10L-A
- バッテリーはバイク用のバッテリー(電圧12V)を選ぶ
- バッテリーのサイズを確認する(長さ136mm幅91mm高さ146mm)
- バイク用のバッテリーには3種類、自分に合ったバッテリーを選ぶと良い
バッテリーを選ぶ際は自分のバイクの使い方を考えて選ぶと良いバッテリーが見つかりますよ。
この記事を参考にしてバイクライフを楽しんでいただけたら嬉しいです。
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